高度アラーム管理ソリューション

高度アラーム管理ソリューション

ハネウェルはアラーム管理の規格に準拠した効果的なアラーム・システムの構築と維持・管理をサポートするソフトウエアを提供しています。また、ASMコンソーシアムの活動を通して得た知見などを元に、アラーム管理のライフサイクル全域に及ぶコンサルテーション・サービスも行っています。アラーム管理のソフトウエアとサービスの提供を通じて、プラント操業の安全性と信頼性向上をお手伝いします。

ハイライト

  • DynAMo (ダイナモ) – ユーザに選ばれるアラーム管理No.1ソフトウエア
    Automation Worldにおける2016年読者投票によりDynAMoは“First Team”を受賞しました。またControl Magazine Reader’s Choice Awardsでは2017年もNo.1に選出されました。
  • 「ペトロテック」上でアラーム管理を解説
    石油学会が発行する情報誌:「ペトロテック」にて2016年5月号から3号連載で “安全操業の第一歩:アラーム管理入門” と題し,アラーム管理と認知性の高い制御システムの設計について解説しました。

アラーム管理とは

アラーム・システムは、複雑なプロセスを操業していく上で、オペレータが注意を払う必要があるプロセス条件の異常・変化を通知・警告するために使用されます。しかし、実際には期待した成果をあげていない場合があります。その原因として、アラーム・システムに関する表示法などの不十分な機能や不適切な運用、 設定の目的や根拠が不明確なアラームの存在、変更管理を適用しないアラームの変更、などがあります。特にオペレータが対処不能な多量なアラームが発報した場合(アラーム洪水)には見落としや間違いが誘引されて深刻な事態に陥る可能性があります。
操業の安全性や信頼性を確保するためには、このような問題を解消して、効果的なアラームを発報するようシステムを維持することが重要になります。この継続的な活動がアラーム管理です。
適切なアラーム管理を行うための手引きとして、ガイドラインや国際規格が発行されています。またソフトウエアのサポートがあれば正しい活動の推進が容易になります。

アラーム管理に関する規格やガイドライン

これらの新しいアラーム管理規格では、アラームの優先度 (プライオリティ) 付けや表示方法などの要求を既存のシステムではカバーできない場合には、システム更新時における対処するよう求めています。

アラーム管理のライフサイクル

アラーム管理では、高機能なアラーム・システムの導入・設定や一過性のアラーム削減活動ではなく、このシステムをどのように維持・管理していくかに主眼がおかれています。効果的なアラーム・システムを維持していくために必要な活動として、ISA 18.2やIEC 62682国際規格ではこれをアラーム管理のライフサイクルと呼び、左図のようにまとめています。

日本では、以前からオペレータ負荷の低減や安全性向上を目的としてアラーム発報数の削減活動に取り組んできました。国際規格のアラーム管理ライフサイクルでは、この従来からのアラーム発報数の適正化を一部とした、より包括的な活動を求めています。

ライフサイクルの運用は、この活動をサポートするソフトウエアを使用することで、正確かつ短時間で効率的に実行できます。

DynAMo Alarm Suite

DynAMo Alarm Suite (ダイナモ アラーム・スイート) は、ハネウェルの20年以上にわたるプロセス産業でのアラーム管理の経験をもとにデザインされたソリューションです。

  • アラーム発報総数を最大80%低減、真に必要なアラームをオペレータに通知
  • 問題の特定や緊急対応が必要な重要アラームなどの可視性の強化に寄与
  • アラーム情報のオンラインデータベース化 & 一元化
  • 異常状態のインパクト低減、復帰時間を短縮
  • モバイル対応

DynAMo Alarm Suiteは下記の3つのソフトウエアで構成されています。

DynAMo Metrics & Reporting

ダイナモ メトリックス & レポーティング

アラーム・システムの状態を可視化するアラーム監視・解析ソフトウエアです。あらゆるデータソースからアラームとイベントのデータを自動収集して保存し、アラーム管理の国際規格に沿ったKPIレポートを自動作成してWeb画面上に表示します。ベンチマークや解析機能を通じてアラーム・システムの健全性を維持して、プラントの安全性や収益性の向上に貢献します。
リアルタイムで作成できるレポートを活用して、毎日の朝礼に前日のアラームの状況やトラブル解析を報告する取り組みも行われています。オンラインデータのほかオフラインのデータを扱うことも可能で、過去のデータを使用した解析もできます。

DynAMo Documentation & Enforcement

ダイナモ ドキュメンテーション & エンフォースメント

アラームの設定内容や関連情報を一元的に保管するデータベースと、このデータを制御システム上で活用するアラーム設定管理ソフトウエアです。制御システムのアラーム設定について、構築したアラーム設定を原本として、オペレータによる一時的な変更を戻したり運転条件に合わせて変更するなどの運用が可能になります。むだなアラーム発報の排除、変更管理のサポート、HAZOP情報などのオンライン利用促進など、安全かつ信頼できる運転を実現するためのアラーム設定管理をサポートします。

DynAMo Alerts & Notifications

ダイナモ アラーツ & ノーティフィケーションズ

運転情報や異変の予兆を、アラームを使わずにオペレータに通知するアラート通知ソフトウエアです。小さな異常や単なる通知などのオペレータが気になる運転条件を、オペレータに代わって自動で監視し、結果をイベント (アラート, Alert) としてオペレータに通知します。これによりアラーム発報とオペレータの負荷を同時に低減して、運転の状況認識を促進します。

DynAMo Alarm SuiteはOPC技術を利用できる制御システムで適用できます。特にハネウェルのExperion PKSに対しては高い親和性があります。

DynAMo Solution Suite for UOP

UOPは、石油・石油化学・ガス処理などのプロセス産業における主要ライセンサの一つであり、同じハネウェルの一部門でもあります。DynAMo Solution Suite for UOPは、UOPのライセンスプロセスに向けたアラーム情報のパッケージです。アラーム設定それぞれに対して発報時にオペレータがどのように対処すべきかを、UOPがまとめました。このような情報を整理し文書化して実装することは多大な時間・労力・コストがかかりますが、このパッケージをDynAMo上に導入することでこれを効率的に実践できます。オペレータがコンソールを離れることなく正しいアラーム情報にオンラインでアクセスできるようになります。

アラーム管理を推進する コンサルテーション & サービス

アラーム管理はマネージメントのサイクルです。つまり、必要な機能を実装することだけではアラーム管理が実現したとはいえません。 また、今のアラームの状況を正確に知らなければ適切な対策をとることも困難です。そこでハネウェルではASMでの経験などを活かして、アラーム管理のライフサイクル全域にわたるコンサルテーションやサービスを提供しています。

詳細はこちらをご覧ください。

ケース・スタディ

  • アラーム設定見直し (合理化) によるアラーム・システムの改善
    Access Pipeline社ではパイプラインのアラーム設定を包括的に見直すことでSCADAシステムのアラーム数は65.7%低減しました。
    Access Pipelineケース・スタディ (英語)
  • アラーム管理ソフトウエア導入後1ヵ月間の迷惑アラームが大幅に減少
    Williams社ではTulsaパイプラインのSCADAシステムにハネウェルのアラーム管理ソフトウエアを導入した結果、1ヵ月の迷惑アラームが約170,000低減されました。
    Williams Pipelineケース・スタディ (英語)

ハネウェル制御システム:Experion PKSのアラーム機能

ハネウェルの最新の制御システム:Experion PKSはアラーム管理の規格やアラームのガイドラインなどで要求される様々なアラーム機能を標準サポートしています。 Experion PKSのアラーム機能とDynAMo Alarm Suiteのアラーム管理機能を組み合わせることで、アラーム管理規格の要求を実現することが容易になります。

  • Experion PKS Orion (オライオン) (英語ページ)

    ハネウェルの最新の制御システム Experion PKSのコンソール:Orion Console (オライオン・コンソール) は、大画面ディスプレイと階層化表示 & タイル形式のレイアウトを採用することで、多彩な操業情報の提供しながらも異変の検知や操作対処へのフォーカスが容易になるよう設計されています。オペレータのモニター監視作業による疲労の軽減やプラントの状態把握が格段に向上します。

Experion PKSの詳細情報については日本ハネウェルにメールで、もしくは直接お問い合わせ下さい。

Abnormal Situation Management (ASM)

ASMコンソーシアムではプラントの異常状態管理を目的に様々な調査・活動を実施してきました。ハネウェルもASMコンソーシアムメンバーの一員として これらの活動に協力するとともに、ASM活動によって得られた知見をソフトウエアやソリューションの形で提供しています。

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