フガシティは、逃散能とも逸散能とも言われ、実在気体の分圧に相当します。従って、

Φ (フガシティ係数) = F (フガシティ) / P (理想分圧)

という関係が成立します。

例) 全圧 4137 kPa、メタン 62.67 mol%のガス流体の場合、理想分圧は、4137 x 0.6267 = 2593 kPa となります。

UniSim DesignのFugacity Utilityで見てみると、メタンのFugacityは 2456 kPa と言うことがわかります。

従って、フガシティ係数 (Φ) は、2456 / 2593 = 0.9471となります。

UniSim Designでこのツールを使用する方法は、Tools -> Utility (画面上でUniSim Thermo Utilitiesを選択) -> Fugacity Utilityを選択します。

Designタブで、調べたいストリームを選択し、計算結果はPerformanceタブで確認します。