バルブのチョーキング (Choking) とは、いくら下流圧力を下げようと、物理的にこれ以上流れない状態を言います。チョーキングが起こると、圧力制御や流量制御が出来ないので通常はこの状態での使用は避けます。
UniSim Designのバルブユニットでは、常にガス流体のチョーキングを監視しており、もしチョーキング状態であればワーニングメッセージを出してユーザーに警告します。
液体の場合はオプションになっており、チェックボックスにチェックを入れることにより、キャビティティング (Cavitating) やフラッシング (Flashing) が起こっている場合は警告を出します。
バルブ出口付近で圧力が一時的に急激に下がりますが、その圧力が流体の蒸気圧を下回り、流体の一部が気化することでキャビティションが発生します。このような現象が発生すると機器故障の原因となるため、通常はキャビテーションが起こらないように設計をします。