基本的な単位操作(熱交換器・配管・ベッセル・ポンプ・コンプレッサー・蒸留塔・反応器・弁など)はUniSim Designに標準装備されていますが、独自のユーザー定義単位操作(例えばCO2膜分離器)の計算を行いたい場合は、スプレッドシートを使用するとより簡単です。
(本格的なユーザー定義ユニット作成用ツールは別途ありますが、ちょっとした計算にはスプレッドシートが適している場合も多いです。)
上図のように、ナフザを水蒸気改質し、熱回収後にCO変成させたシフトガス中のCO2を除去する一連のプロセスに、スプレッドシートが膜分離装置の単位操作として設置されています。
スプレッドシートの中では、前流のシフトガスの温度・圧力・組成を読み込み、各成分の膜透過率を計算し、後流の水素リッチガス及びCO2リッチガスの各組成を計算しています。
このように、あたかも1つの計算ユニットのように使用することもできます。