ある変数を変えたときに、そのアウトプット (計算結果) がどの程度変化するのかを見るを感度解析と言います。

例えば、下図のような炭化水素(HC)をストームリフォーミングするモデルがあったとします。一定量の炭化水素にスチーム量を少しずつ増やしていった時、改質ガス (Reformed Gas) 中の水素濃度がどのように変化するか見ます。

この解析から、スチームが約2800 kg/hで、水素濃度が最も高くなるとこがわかります。

具体的には、以下の手順で行います。

手順 1) メニュー -> Tools -> DatabookのVariablesタブに変数を登録します。
例題だと、スチーム量と改質ガスの水素濃度の2つが変数となります。

手順 2) 同DataBookのCase Studiesタブで上のAddボタンを押してケーススタディを作成します。
スチーム量は、変える変数なので、”Ind”(独立変数)にチェックを入れます。水素濃度は、変えられる変数なので、”Dep”(従属変数)にチェックを入れます。

手順 3) 上画面のViewボタンを押して、ケーススタディ設定画面を開きます。(下図)
独立変数の変化範囲 (この場合、スチーム量の上限 (High Bound)、下限 (Low Bound)、ステップ幅) を入力します。スタートボタン (Start) を押して、結果 (Results) を見ます。

ちなみに、独立変数は2つ以上登録できます。この場合、グラフは3次元となります。