石油には非常に多くの成分が入っており、その組成の一つ一つを成分で表現するのが難しいものです。従って、石油性状を表現するために、TBP曲線やASTM D86曲線 (アッセイデータ) などが使用されます。
UniSim Designでは、TBP、ASTM D86、D1160、D2887、EFV、ChromatographのAssayデータを入力し、連続成分へ変換することが可能です。また、ライトエンドの設定や、D86やD2887とTBPの変換方法などもAPI 1974、1987、1994を選択できるなど細かい設定を行うことが可能です。
手順 1) Simulation Basis ManagerのOil ManagerタブのEnter Oil Environmentボタンを押す。このボタンを押せるようになるためには、先に使用する気液平衡を選択しておく必要があります。 (Peng-Robinson など)
手順 2) Oil Characterization画面が開きますので、AssayタブのAddボタンを押し、Assay入力画面を開きます。Assay Data TypeをTBPやASDM D86などアッセイデータの種類を選択しデータを入力します。
手順 3) Oil Characterization画面のCut/BlendタブでBlendを作成します。手順2で作成したアッセイデータを指定します。 (1つのアッセイデータでも可能)
手順 4) Oil Characterization画面のInstall OilタブのStream Nameにストリーム名を入力すると、アッセイデータのストリームがPFD上に作成されます。