基本的な蒸留塔モデルです。

蒸留塔はいくつかのコントローラーで制御されており、いろいろなパターンがあるのですが、そのうちの一つは、下図のような制御パターンです。

原料量は、FCで制御
塔頂圧力は、コンデンサー冷却熱量で制御
還流量をFCで制御
製品抜出量をコンデンサーLCで制御
塔底温度をリボイラー熱量でTC制御
塔底抜出量を塔底液面 (もしくはリボイラー液面レベル) でLC制御

UniSim Designでこのモデルを作成すると、下図のようになります。

ここで、オペレータが原料供給量を100%から80%へロード負荷を減らしたときに、この制御システムが追従するか見てみます。

若干、コンデンサー液面の戻りが遅いようですが、おおむね良好に制御されています。

(本サンプルファイルをご希望の場合は、弊社担当者までご連絡下さい。但し、UniSim Designユーザーに限定させて頂いております)