燃焼・スチームリフォーミングなどのモデルを作成するときにギブスリアクター (Gibbs Reactor) が使用されます。化学反応は一般的に反応後の組成のギブス自由エネルギー (Gibbs free energy) が最小な状態になって平衡します。この理論を応用しているのがギブスリアクターです。UniSim Designでは、このギブス自由エネルギーをシミュレーション内蔵データとして持っているため、反応式を記述することなく燃焼後・反応後の組成・温度・発熱量を計算します。

燃焼で発生するNOxやSOx濃度なども、発生サーマルNOをギブスエネルギーから推算することも可能で、温度が高くなると発生NOx濃度が高くなっていくことがわかります。