熱交換器ユニットのDesignタブのParametersにあるHeat Exchanger Modelでは、以下の計算方法を選択できます。

  • Exchanger Design [End Point] (デフォルト)
  • Exchanger Design [Weighted]
  • Steady State Rating
  • HTRI Xist Heat Exchanger
  • UniSim STE Engine
  • Dynamic Rating

Exchanger Design [End Point]:
4端子 (露点、沸点がある場合はそれも含む) の温度で交換熱量を計算する。計算速度が最も速く、コンポジットカーブ(ヒートカーブ)が直線の場合に適している。4端子間は直線と見なして計算するので、混合成分などでヒートカーブが曲線的になる場合は、誤差が出てくる可能性があります。

Exchanger Design [Weighted]:
上記の4端子計算ではなく、さらに細かく内部を区切って計算するモードになります。ヒートカーブが直線的で無い場合に、より正確に熱交換量を計算します。区切り数(Interval)はユーザーが指定できます。

Steady State Rating
熱交換器の形状を入力して、そのジオメトリで計算するモードです。TEMAタイプ、シェル径、チューブ長さ・本数・配列、バッフルなどを入力します。

HTRI Xist Heat Exchanger
HTRI社のHTRI Xist(熱交換器設計ソフト)とリンクするモードです。プロセスコンディションはUniSim Designで計算し、熱交換器部の計算はHTRIで行います。

UniSim STE Engine
Honeywell社のUniSim Heat Exchanger (熱交換器設計ソフト) とリンクするモードです。プロセスコンディションはUniSim Designで計算し、熱交換器部の計算はUniSim STEで行います。