熱交換器のU値 (総括伝熱係数) は、流量により変化することが知られています。一般的に、流量比の0.8乗と言われています。伝熱面に接する流体の速度が遅くなると、境膜が厚くなり伝熱が悪くなるイメージです。

U: 総括伝熱係数
U100%: 100%ロード時のU値
F: 流量
F100%: 100%ロード時の流量

例えば、100%ロード時の流量が1000kg/hで、総括伝熱係数が500kcal/h-m2-Cだとすると、60%ロード時のU値は、 500 x (600/1000)^0.8 = 332.3 kcal/h-m2-cとなります。

この計算をスプレッドシートに書いておけば、その時の流量に応じてu値が変化するようになります。

ちなみにダイナミックモードでは、上記のような記述をしなくても自動的にU値を0.8乗で補正します。